留学生との絆を紡いで

私たちが初めてホストファミリーをしたのは2006年、子どもたちはまだ2歳と4歳でした。3週間という短い期間でしたが、彼女はブルネイからやってきたイスラム教徒だったので食事の面で大変でした。しかし、国や宗教の違いは関係なく、日本の高校生と同じように、朝は起こして、ファッションの話をし、子供達ともよく遊んでくれました。私たちはなじみのない国の話を聞くことができ、貴重な体験をすることができました。
それから家族でAFS尾三支部のボランティアを続けています。短期、長期を含め10人の留学生の受け入れをし、ボランティアスタッフとして100人以上の留学生と接してきました。15歳から17歳の彼らは親元を離れ遠い日本でたった一人10ヶ月を過ごします。楽しいことばかりではなく、つらいことも寂しいこともたくさん経験します。彼らの経験がより良いものになるように私たちがお手伝いをしています。
��016年末にスイスとフランスに住むかつての留学生たちを家族で訪ねました。何年かぶりの再会でしたが、遠いヨーロッパの地で共に尾道で過ごした日々を思い出しながら思い出話に花を咲かせました。時が経つにつれ私たちの絆が深くなっている気がします。
長い人生の中のたった10ヶ月が私たちをつないでくれています。遠く離れていても、肌や髪の毛や目の色が違っていても、いつも「元気かな」と思える家族がいるのは幸せなことだと思います。

スイス、オリバーと1

スイス、オリバーと2

フランス、ルシールと

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