帰国前オリエンと書道教室をしました

12月22日（日）尾三支部に滞在している年間生とセメスター生の、帰国前オリエンを実施しました。帰国準備のための荷造りや帰国までの過ごし方、帰国してからの心構えなどをホストファミリーと一緒に聞きました。



最後に、到着後1か月オリエンでやった、「正直、自立、積極性、規律、協調性」を自分にとって大切だと思う順番に並べるアクティビティを再度やってみました。
中には、到着時から大きく変わった生徒もいましたし、あまり変わらない生徒もいましたが、「自立」をトップに挙げた生徒が増えていました。理由を聞いてみると、「テストのためと思って日本語を勉強していたが、今では勉強が楽しくて、自分でするようになった」「自立とは出来ることを増やすことと思っていたが、今では自分の将来のために何をしたらいいか、考えるようになった」などの答えが返ってきました。滞在期間は4か月、9カ月と違いますが、この留学が自分を少しでも成長させるきっかけになったとすれば、スタッフとしても喜びです。



帰国まで1か月余りとなりましたが、年末年始をはさむこの1か月はあっという間に過ぎてしまうことでしょう。さらなる体験を重ね、人間関係をより強く築き、充実した生活を送ってほしいものです。




午後は日本語教室の一環として書道教室を開きました。
講師は以前、ホストファミリーをしてくださったことのある山本さん。留学生が書きたい字のお手本を書いてくださり、時には手を添えて筆の運びを優しく教えてくださいました。



参加したのは5人の留学生。初めて筆を持った生徒もいれば、学校で書道の授業を受けている生徒もいます。
初めは恐る恐る書き始めたビギナーさんも、練習を重ねるうちにだんだんと線が力強くなり、字のバランスも取れてきました。



何枚か半紙に練習した後、いよいよ色紙に清書します。
自分の名前を漢字にして入れる生徒もいました。
みんなすごい集中力で、あっという間の3時間でした。



スリランカから8月に来日した生徒は「書道は大好きです。漢字の勉強になるし、日本語の勉強にもなるから」と笑顔を見せてくれました。帰国したらこの色紙を自分の部屋に飾るそうです。
一年の締めくくりとして、また一つ、日本の文化に触れることができて良かったですね。